コンクリート構造物の断面修復乾式吹付け工法(ポリマーセメントモルタルを使用した乾式吹付け工法)
対象:コンクリート構造物、橋梁、河川護岸、海岸等の補修・修復
ポリマーセメントモルタル乾式吹付け工法は、コンクリート構造物の断面修復や補強を独自のサイロシステムを用いて、
短期間に施工することができる工法です。
具体的に、公共工事のどこに適用できるのですか?
■各種コンクリート構造物の断面修復工事
■RCスラブの下面増厚工事
従来はどんな技術で対応していたのですか?
■左官工法 ■型枠施工による充填工法 ■湿式吹付工法
乾式吹付とはどんな事をするのですか?
■下図の吹付供給システムという装置でポリマーセメントモルタルを時速200kmの高速度で吹付けます。
この工法は、どんな特徴があるのですか?
■特徴 その1「工期が短縮できます!!」
[ 吹付供給システムの使用で施工速度が大幅にアップ ]
・長距離・高所の広範囲に材料が運搬でき、一日当たりの施工量を多くできます。
・プレミックスモルタルの使用で、一層50mm厚の吹付けが可能です。
・鋼板取付け、現場溶接、型枠、注入工等の作業がなくなります。
■特徴 その2「ランニングコストが削減できます!!」
[ 設備の省力化と工期短縮で経費削減 ]
・機械化により省人化、省力化が可能になります。作業員3~4名。
・大型重機相当分のコストが削減できます。
・工期短縮に伴い、仮設費等の経費が削減できます。
■特徴 その3「優れた施工性を発揮します!!」
[ 乾式吹付工法の優れた施工性を採用 ]
・交通振動下での吹付けが可能です。
・乾式吹付供給システムの採用で、長距離・高所への圧送が可能になります。
(水平方向300m、垂直方向150mまでの広範囲が容易に施工できます。)
・既設コンクリートとの接着性(付着性)に優れています。
(ノンプライマー施工なので、プライマーの管理も必要ありません。)
・プレミックス材料を使用することによって、現場での調合・計量が一切不要です。
・密閉式サイロを使用することによって、最小限の材料ストックと補充で当日分の施工が可能です。
・圧送ホースの閉塞トラブルが無く、清掃が容易になります。長時間の作業中断も可能です。
特徴 その4「品質の向上をお約束します!!」
[ 強度特性に優れ、中性化・塩害・凍害にも高い耐久性を示す ]
・200㎞/hの高速・高圧吹付けで、圧縮強度・付着強度等に優れたモルタル層ができます。
(圧縮強度62N/m㎡ 付着強度2.2N/m㎡)
・単位数量が少なく、高密度な吹付モルタル層を作り、中性化・塩害・凍害等に対して耐久性が格段に向上します。
・高速・高圧による運動エネルギーが、締固めを可能にし、プライマーは一切不要です。
Sto乾式吹付工法 施工フロー図
下地処理→乾式吹付設備設置→圧送準備・圧送→モルタル吹付け→仕上げ→養生
吹付映像
散水作業
調整・試し吹き
吹付状況
(一層目)
鉄筋裏・充填
吹付状況
(二層目)
削り取り仕上げ
吹付表面拡大
国土交通省NETIS新技術情報提供システムに登録されております。