耐震補強について

乾式吹付耐震補強工法
対象:コンクリート構造物、橋梁、その他コンクリート柱状の構造物の補修・修復
本技術は、既設のコンクリート構造物に対して、鉄筋とSto乾式吹付工法による、耐震補強工法です。
他の工法と比較しましても、短期間での施工が可能となり、圧倒的な工期短縮が図れ、ランニングコストの削減ができます。
また、施工スピードだけではなく、品質向上についての大きな問題も、優れた品質性能(ノンプライマー施工、水セメント比40%、
エマルジョン等の添加なし)によって解決できます。

具体的に、公共工事のどこに適用できるのですか?
■既設RC構造物橋脚等の耐震補強工事
(道路橋、鉄道橋、水管橋、歩道橋等)
■河積阻害等の構造寸法上の制約・橋脚基礎への負担増加の問題に
 対応します。

従来はどんな技術で対応していたのですか?
■鋼板巻立て工法 ■コンクリート巻立て工法
■連続繊維シート貼付け工法

乾式吹付とはどんな事をするのですか?
■下図の吹付供給システムという装置でポリマーセメントモルタルを時速200kmの高速度で吹付けます。

この工法は、どんな特徴があるのですか?
■特徴 その1「工期が短縮できます!!」
  [ 吹付供給システムの使用で施工速度が大幅にアップ ]
   ・機械化により、材料の長距離圧送、高所圧送が簡単にできます。
   ・一層50mm厚の吹付けが可能なため、一日当たりの施工量が多くできます。
   ・型枠を設置する必要がありません。
   ・鋼板取付け等の作業がなくなります。

■特徴 その2「ランニングコストが削減できます!!」
  [ 設備の省力化と工期短縮で経費削減 ]
   ・機械化により省人化、省力化が可能になります。作業員3~4名。
   ・大型重機相当分のコストが削減できます。
    ・工期短縮に伴い、仮設費等の経費が削減できます。

■特徴 その3「優れた施工性を発揮します!!」
  [ 乾式吹付工法の優れた施工性を採用 ]
   ・乾式吹付供給システムの採用で、長距離・高所への圧送が可能になります。
   (水平方向300m、垂直方向150mまでの広範囲が容易に施工できます。)
   ・鉄筋裏等の狭い部分の充填性に優れています。
   ・既設コンクリートとの接着性(付着性)に優れています。
   (ノンプライマー施工なので、プライマーの管理も必要ありません。)
   ・プレミックス材料を使用することによって、現場での調合・計量が一切不要です。
   ・密閉式サイロを使用することによって、最小限の材料ストックと補充で当日分の施工が可能です。

特徴 その4「品質の向上をお約束します!!」
 [ 強度特性に優れ、中性化・塩害・凍害にも高い耐久性を示す ]
   ・200㎞/hの高速・高圧吹付けで、圧縮強度・付着強度等に優れたモルタル層ができます。
   (圧縮強度62N/m㎡ 付着強度2.2N/m㎡)
   ・単位数量が少なく、高密度な吹付モルタル層を作り、中性化・塩害・凍害等に対して耐久性が格段に向上します。
Sto乾式吹付工法 施工フロー図
下地処理→乾式吹付設備設置→圧送準備・圧送→モルタル吹付け→仕上げ→養生
吹付映像
国土交通省NETIS新技術情報提供システムに登録されております。

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